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法政大学小金井鉄道研究会の活動記録
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延期されたツアーがあったことから、間隔が短くなってしまいました。
本来の5月のてっけんツアーが先日行われました。
新緑の季節ということで、近場ながら緑の楽しめるところに行こうという企画でした。JR青梅線と秩父鉄道のどちらがいいか会員に聞いたところ、圧倒的差で秩父鉄道に行くことに。(車両はアレだけど青梅線もいい路線ですよ…)


行きは、秩父に向かうという雰囲気を十分味わえる、西武秩父線を利用した。
途中、快速急行の返しの20000系や、10000系のVVVF車とすれ違ったり、といった光景に会員の一部からは驚きの声が上がっていた。
変電所の改修が行われ、回生ブレーキ車が入れるようになった現在では日常の光景である。

西武秩父から歩いてすぐの御花畑駅で「秩父路遊々フリーきっぷ」を購入し、まずは長瀞に向かう。


方形屋根が珍しい、モダンでクラシックな駅舎。関東の駅100選にも選ばれている。当日は西武鉄道のイベントがあったらしい。


長瀞では「偶然」SLが来る時間で、ホームはSLの乗客などでごった返していた。この日は大雨が降っていっというのにこの盛況ぶりである。


SLを先回りして秩父方面に引き返し、和銅黒谷で降りる。数年前に「黒谷」から「和銅黒谷」に駅名改称された際に、きれいにリフォームしたと思われる。まさにSLが来るのにふさわしい外観である。駅前はすぐ住宅街になっていて、道はかなり狭い。
当初の予定ではここでSLが通過するのを見るはずだったが、コンビニで買い物をしている間に通過してしまったらしい…


次の列車でSLを追い越し、降りたのは浦山口。こんな素敵な橋のたもとでSLを「偶然」見学。撮り鉄の精神はあいにく持ち合わせていないもので、列車なしでお楽しみください(笑)

浦山口駅は築堤の上にあり、電車に乗るためには階段か坂を上らなくてはいけない。その代り、ホームからは周りの山々や集落が見渡せ、かなり気分のいい駅だ。この駅の魅力を表せる写真は撮れなかったので、気になる方はぜひ現地に行ってご確認を。


そしてかなり戻って寄居の手前、波久礼で下車。秩父鉄道では貨物輸送を行っているため、待避線の有効長が異様に長い。一方で旅客用の設備はこじんまりとした島式ホーム、という駅が多い。この一見アンバランスな感じが秩父鉄道の魅力でもある。


さて、ようやく終点の三峰口についたところ。一番左の車両はこの後発車の西武線直通池袋行きになるべく待っている西武4000系。この後終点方の引上げ線を使って1番線に付けられる様子を終始観察。
この駅には鉄道車両公園という名の保存施設があり、過去に秩父鉄道で使用されていた車両の一部が静態保存されている。


中でも特筆すべきなのはこいつ「ヨ10形」。車掌車では珍しくボギー車となっていて、車掌室部分が片側に寄せてある。余った台枠部分は何に利用されるわけでもなく、機関車のようにも見える。鉱石用ホッパー車「ヲキ1形」を改造して作ったためこのような変な形になったのだという。


帰りは少し贅沢をして急行。と言っても料金は200円。通勤車から改造した、デッキなしの車両。3ドアから2ドアにするため、中央のドアを埋めて大型の窓を設置してある。大型窓の部分以外、座席と窓割が合っていないので、迷うことなくそこに座る。座席は西武NRAから持ってきたリクライニングシートであるが、車体幅が狭く回転できないため固定されている。リクライニングシートは、倒しすぎると後ろの席に当たり、最大まで倒すことはできない。もっとも、当たることを心配するほどの乗車率ではなかったが。

節電の影響で急行は減便されており、乗車した列車も本来羽生行きのところを熊谷から先は運休となっていた。羽生から伊勢崎線で帰る人、寄居から東上線で帰る人がいるので、各自の好みに合わせ熊谷で解散という運びになった。

大雨で心配していましたが、何とかいいツアーになりました。天気がいい日ならもっと景色が楽しめたと思いますが、雨の秩父も静かで趣深かったと言えるでしょう。何度行っても楽しめます。

(文責:AS レモン 301)
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