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法政大学小金井鉄道研究会の活動記録
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懐の関係で、2月は格安のツアーをしよう、ということで、千葉一周大回り乗車を行いました。
2009年に千葉県全域が東京近郊区間に含まれて以降、房総半島一周を選択乗車することが可能になりました。以下にその模様をお伝えします。

まずは常磐線で千葉県にはいる。
某氏の提案で、グリーン車に乗ることに。うーんぜいたく。
E531系グリーン車平屋部分

朝の下りということもあり、車内はガラガラ。平屋部を貸しきり状態にしてしまった。
グリーン料金は50キロまで同額だが、上野から33.5キロの我孫子であっけなく下車。

我孫子駅駅名標

さて、ここからが本番。成田線(我孫子支線)で成田へ向かう。東京近郊から徐々に垣間見える千葉に期待を膨らませる。成田に近づくと味わい深い駅が増えてくる。この区間ではスイッチの都合で、10両編成の列車でしか発車メロディーを鳴らさないことになっている。ちょうど10両編成の列車だったので、都心では聞きなれないメロディーに耳を傾ける。

成田駅の風景

さて、成田駅には成田線しか乗り入れていないが、成田線の支線が2本も分岐するという変な駅。先ほど乗車した我孫子支線のほか、成田空港に向かう空港支線が存在する。写真左のE217系が成田空港行き、中央の211系がこれから乗る本線の銚子行き、右のE231系はここまで乗車してきた上野発成田行き。いろいろな列車が乗り入れてくるが、すべて成田線。

この路線、成田から先はすごい景色が展開する。途中利根川と並行して進んでいくが、地平線が見えそうな勢いで田園風景が広がっている。ここまで平らで何もないところは日本中を探してもあまりないのでは、といった具合。

松岸駅駅名標

列車は銚子行きだが、銚子の一駅手前の松岸駅で総武本線と合流する。同じ経路を二度通ることの許されていない我々はここで総武本線に乗り換えて引き返すことになる。近郊区間大回りで一番悔しいポイントである。

E257系

ところが、その総武本線の列車というのも、特急車両を使用した普通列車なのである。千葉支社では一部の特急列車の末端区間を普通列車として運転している。これによって普通列車の本数の少なさを補う意味合いがある。
そういった列車の中でもっとも乗っていられる時間の長いのが、総武本線の成東~銚子間の一往復。成東駅で「各駅停車東京行き」が「特急しおさい10号東京行き」に化ける。各駅に止まり、特急券が不要なことを除けば、特急列車となんら変わりはない。たっぷりと成東までの乗車を楽しんでいると、日差しのせいか、座席がいいせいか、睡魔が襲ってくる。

成東駅駅名標

成東では今回最長の待ち時間49分が待っている。ここから先の東金線は日中1持間に1本のところなので、待ち時間としては結構長い部類。むしろ、次の総武本線からでも乗り継ぐことは可能だが、前述の特急車両使用列車は一日一往復。これを逃すわけにはいかない。

成東駅を見てまわっていると、転轍機標識が現役で使用されていることに気がついた。今の時代、本線の分岐、しかもスプリングポイントでない箇所に設置しているのはあまり見かけない。もっとも、知らないだけなのかもしれないが。

成東駅0番線に止まる209系

千葉ではもうすっかりおなじみになった209系。元京浜東北線で走っていた車両を改造した物で、先頭車だけセミクロスシートになっている。中間車の内装は京浜東北線時代のままで、少し不思議な感じがする。

東金線というと、13.8キロ、全5駅と、JRの中でもかなり短い路線であり、特段景色がいいわけでもなく、忘れられがちの路線とされている。一方、この路線があるおかげで、蘇我駅や千葉駅を2度通ることなく、東京方面に帰る経路を構成できる事を忘れるわけにはいかない。

列車は東金線から外房線に乗り入れて千葉駅まで走るが、接続駅である大網で降りなければ元も子もない。大網からの下り外房線の列車は京葉線から直通の上総一ノ宮行き。昨年12月のダイヤ改正から日中時間帯に走るようになった列車である。いっぽう利用状況はというと…、まだ定着はしていない模様。

上総一ノ宮停車中のE233系

最近急速に増備が進んでいるE233系。中央線や京浜東北線で乗りなれた車両であるが、ここまで来るとまるで別物のように思えてくる。終点の2つ手前の茂原駅は高架化されていたり、ビルが立ち並んでいたりと、結構栄えているが、それに比べると上総一ノ宮は結構ひなびた印象を受ける。ここから先、線路が単線になり、列車本数が激減するという駅。

安房鴨川駅ホーム

安房鴨川は行き止まりの駅でもないのに上り列車しか発車しない駅である。つまり、どっちの方向に進んでも東京に行けるということである。ここで、外房線から内房線に変わる。あいにく乗り換え時間が2分しかなかったため、見てまわることができなかった。
ここまで乗ってきた列車を、乗り換えた列車のドアから望む。

途中、浦賀水道を挟み、三浦半島を望むことができる。内房線は外房線に比べ、トンネルが少なく、線形が悪い。乗車している分にはおもしろいのだが、利便性という面から言うと時代遅れなのであろう。並行する高速道路の影響もあって、列車の本数は少なくなってしまった。

千葉を十分満喫できた一日でした。連れまわされた人たちにも満足いただけた模様です。参加した方、お疲れ様でした。

(文責:AS レモン 301)
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