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法政大学小金井鉄道研究会の活動記録
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なぜか神奈川県に行くことが多い当会。ほかの地域にも魅力的な鉄道はいっぱいあるのに…というわけで、今回は千葉県に行ってきました。

養老渓谷駅 駅舎
今回は唐突に養老渓谷から始まる。小湊鐡道では標準的な大きさの駅舎であるが、観光地の駅にしては非常に狭い印象を受ける。

往復に時間がかかるので、必然的に出発時刻を早くしなくてはいけない。そこで、各自の都合に合わせて、集合時刻を2種類用意した。これらが合流するのが、小湊鉄道線11A列車車内であった。

ところが、早く集合する側で来たのは、発案者である私一人だけ…
小湊鉄道線の上総中野駅と里見駅に訪問してから11A車内で合流、終点の養老渓谷で下車したというわけである。

養老渓谷からは同じ車両で五井まで戻る。ええ、観光に来たわけではないので(笑)。まあ、雨が相当降っていたので観光日和ではなかったが。

キハ200形気動車
写真は上総中野駅で撮影

全線非電化の私鉄は関東では珍しい。全列車に車掌が乗務しており、駅もほとんどが開業当時からのものを使用している模様。全般的にクラシカルな雰囲気が味わえる鉄道である。


さて、次は木更津から出ている久留里線を訪問。おなじみの通勤形気動車が並ぶ幕張車両センター木更津派出であるが、2012年夏以降、全車両をE130系に置き換える計画がある。

木更津駅から乗車し、東横田駅で降りて横田駅まで徒歩で戻る。ほとんどの列車が横田駅ですれ違うため、横田駅で降りてしまうと1時間は待つ必要がある。そのため、隣の駅から20分かけて歩くことにした。

横田駅におけるタブレット交換

久留里線は関東地方のJR線で唯一タブレット閉塞で運行している。今春のダイヤ改正で特殊自動閉塞に移行するため、見学者が絶えない。まあ、我々もその一部であったわけであるが。
横田駅はホームが非常に狭く、多くの見学者であふれて危険なため、係員が誘導整理を行っていた。ほとんどの見学者は、列車の停車中に降りてくる人であるので、列車が到着する前から駅にいた我々は一番いい位置で見学することができた。

上総亀山駅風景
平山駅、上総松丘駅を見学したのち、ようやく終点の上総亀山に到着。乗車した車両はキハ37形。国鉄で5両しか製造されなかった希少種である。縦型のエンジンを採用しているため、床が高いのが印象的である。
経済性を重視した気動車の先駆けであり、この車両のコンセプトは後に、キハ38やキハ54へ活かされている。

この日は残念ながら、キハ30に乗ることはできなかったが、キハ37を存分に味わえたので、会員にも好評であった。普段あまり接する機会のない千葉のローカル線を存分に満喫できた一日であった。

ちなみに、小湊鐡道には5月に再訪する計画を立てているので、新入生の方も楽しみにしていてください。

文責:AS レモン 301
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