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現在の浅草駅(当時は、“浅草雷門駅”)はなんと83年前の1931年にとうきょうスカイツリー駅(当時は“浅草駅” これを機に“業平橋駅”になった。)との間で開業した駅である。駅を出ると右に大きくカーブを描き隅田川を渡るため、ホーム自体も急カーブになっており、そのための工夫が多く見られる駅である。
まずは5番ホームから特急列車の観察をする。東武鉄道はいろいろな特急列車が運行していてとてもおもしろい。
我々が10時台に浅草駅に到着したのにはもうひとつ理由がある。それは10時40分発の会津田島・東武日光行きの区間快速を見るためである。これは6050系を3編成つなげた列車である。途中の下今市で分割し、後ろ2両は東武日光行き、前4両は会津田島行き(中2両は途中の新藤原止まり)の列車である。
1列車で3つも行先があることも驚きだが、普段あまり長い路線を走る列車を見ない我々にとっては、“東京都内から出発し、福島県内まで1本の列車で行ける(しかも運賃だけで!)”ということが驚きであった。
列車は5番線に到着するのだが、先に記したとおりホームの北千住寄りは急カーブになっており、車両とホームの間に大きな隙間ができて危険なので、各ドア横にスタッフを配置しホームと車両の間に渡り板をかけるという行為が見られた。
区間快速が発車すると、我々は1・2番線の見学に向かった。1番線は8両、2番線は6両までの入線が可能だが、ホームカーブの影響で北千住寄り2両はドアカットとなってしまう。ホーム自体も立入禁止である。
我々は普通列車に乗り、浅草駅を出発した。浅草駅を出ると15km/hの曲線通過制限がかかるため、列車はゆっくりと隅田川橋梁を渡って行く。橋梁上に配置せざるを得なかったシーサスクロッシングも観察ポイントである。途中のとうきょうスカイツリー駅では“屋根があるため、とうきょうスカイツリーが見えない。(途中下車してゆっくり見ていってね!!という意味であろうか。)”という体験をし、曳舟では半蔵門線直通の急行との連絡をし、一同は無事に東向島駅に到着した。
東武博物館であるが、まずは外部に保存されている6号機関車などを観察する。東武鉄道開業時にイギリスから輸入した機関車である。その後、館内を見学する。電車とバスを展示する博物館はいくつか思い当たるものがあるが、ロープウェイのゴンドラも展示してある博物館は当館くらいであろう。東武鉄道がいかに多種の交通機関に携わっていたかがわかる。
博物館をひと通り見学後、一同は曳舟へと移動し、高架化工事中の京成線を見学した。その後、曳舟から東武亀戸線に乗車し亀戸まで東武に残る8000系(ワンマン運転だけど…)を堪能し、亀戸駅で解散となった。
今回のてっけんツアーはアーバンパークラインや伊勢崎線。日光線など文字通り、“関東平野に広がる(一部列車は関東平野を突き抜けて福島県まで直通してしまいますが...)東武鉄道”を学ぶことができるツアーになったのでは?と思っています。これを機に会員の皆様が東武鉄道に目を向けてくだされば幸いです。
[文責:佐藤]